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デジタルパーマ

続きの続き

話を整理したいと思います。
新規ご来店のお客様の多くがエアウェーブorデジタルパーマを検討してご来店する。
検討しているお客様の中にはエアウェーブに対する期待を持たれる方が多い。
ご来店の際、スタイルによってどのようなパーマを選択するかを相談させて頂くが、過去に他店でかけたデジタルパーマの失敗経験があると話が難しく、ややこしくなる。
そこから話が飛んで、ここ10~20年のパーマの衰退。若手がパーマが苦手な訳。
要約するとこんな感じだったでしょうか?
では、続きをば。
最初に極論を書くと、エアウェーブなのですがもう必要ない気がします。あ、嘘、必要です(^_^;)
しかし、エアウェーブが必要なスタイルは現状では限られると思っています。特にロングヘアの場合。
よくエアウェーブはやわらかい質感などと表現されますが、デジタルパーマでも温度管理でやわらかくすることが可能なのが僕の失敗経験で分かりました。おっと、失敗経験とはなんと!?
以前当blogで書きましたが、bleuは今年デジタルパーマの機材を入れ替えました。入れ替えた機材と旧機材では温度表示が同じでも20℃の実測差がありました。
新機材導入当初はその20℃低目での施術を多く行いました。温度低目のデジパですが、質感がやわらかく、なかなかgoodに思えました。
ところがどっこい、一部の方からは「いつものようにカールが出せない」との意見を頂きました。原因は明らかですよね。温度不足です。やわらかさと引き換えにカールの再現性を失っていたんです。
温度差20℃で出来上がるカールは、髪が濡れている状態ではあまり変化はありません。
しかし、スタイリングして乾いていくと、高温施術ではクリッとカールが出る。一方で低温施術の方はカールのクリッと感が弱いのです。
この差というのはデジタルパーマとエアウェーブの差に酷似しています。つまり、熱のかけ方でデジタルパーマでもエアウェーブのようなやわらかいカールは出せるのです。
しかし、しかし。ロッドの巻き方、薬剤の塗り方などでエアウェーブとデジタルパーマは違う部分多々ある為、カールのやわらかさは似たようなものが出来るものの、それぞれのパーマで出来上がるスタイルはまた違うものになるのも事実です。
僕は、ロングのスタイルの9割くらいはデジタルパーマで施術します。他のスタッフはもう少しエアウェーブの比率が高いでしょうか。
その理由は、デジタルパーマでトップのカールを出すのが難しいからです。トップからカールやボリュームを出すのは確かに難しいのですが、僕は薬剤の塗り分けでどうにかデジタルパーマでやってしまいます。
スタッフたちは僕のそのやり方よりも、エアウェーブを使った方がトップのパーマが容易との判断でよくエアウェーブ使っているようです。このあたりは同じ店のスタッフぅーでも個性というか、使い方に差が出てきます。
それでも、僕意外のスタッフ担当でも、ロングヘアでエアウェーブ希望のお客様の半数以上はデジタルパーマの施術になっているようです。
結局今日も話がまとまったのかどうか微妙・・・
話を超まとめましょう。まず、お客様へ。ご希望のスタイルの特徴や質感や要望、願望、わがまま、全て最初にお聞かせください。
「なんにも手入れしたくない」とか「えびちゃんみたいになりたい」とか何を言われてもbleuでは驚いたり、否定したりしませんのであせあせ(飛び散る汗)
最初に要望を全てさらけ出して頂ければ、必要な説明をさせていただきますので。あとは僕らを信じてパーマの選択はお任せください!
あ、そう。とは言え、一番重要なのは施術に入る前にお客様の不安を極力無くすことです。ですから、不安な点は遠慮しないで仰ってくださいね。

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日記

続き

昨日からの続きです。
その前に、ちょっと昨日の話しから一旦脱線。
日頃よくあるケース、お客様の「私はパーマが非常にかかりにくくて」「今まで何度かけてもうまくいかなくて・・・」という発言。
お客様の口からこのような言葉を聞いた時、誤解を受けないようにしながらこう言ってしまいます。「僕は始めてご来店されるお客様の言葉を信じていません」と。
この言い方、かなり感じ悪いですよね(^_^;)
でも、言葉のからくりを理解して欲しいのです。お客様を信じていないのではないんです。信じていないのはお客様の言葉=言ってることなんです。
お客様が言うこと、髪の毛のこと、それもとりわけパーマがかかりにくいという情報は、お客様が美容師にそう言われてそう思い込まされているケースが案外多いのです。
パーマがかかりやすいかかかり難いかの判断基準を書いてみましょう。
かかりやすい髪
元の髪質に癖がある、癖まじり。ゆるいがうねりがある。
太い、硬い、黒い、剛毛。
乾燥毛、パサつきやすい。
髪の毛の艶があまりない。艶のある部分とない部分がある。
カラーリングをしている。
ハイダメージになっていない。
縮毛矯正をしていない。
かかりにくい髪
艶がある。
癖がない。真っ直ぐ。
細い髪。
ハイダメージ。ブリーチをしている。
縮毛矯正をしている。
ざっと書いた以外にも、お客様が10人いれば10通りの複合的な判断が必要になります。とは言え、初見でお客様の髪を見ると、おおよそのかかり易さ、かかり難さは判断ができるのです。
ぱっと見かかりそうな髪なのに、「今までかかりにくいと言われ続けてきた」というお客様が意外に多いのです。
かかり難いと言われていた原因ですが、本当にかかり難い髪質ではない場合、それはそれまで担当していた美容師の問題です。
もう20年も前ですが、ソバージュブームがありました。ソバージュブームのあたりまでは美容室のパーマの需要というのはかなり高かったのです。しかし、ソバージュブーム以降、パーマの需要は落ちました。
さらに、カラーリングのブーム、そして定着があって、パーマは激減し、そのまま低い需要で推移していました。
あえて書くと、その時代に育った美容師はパーマが下手糞なんです。
美容師も育った時代で得手、不得手があるのです。
例えば、僕の大先輩たち。その時代はセットが得意、ブローが上手な人が多かったのです。
僕らの時代でいうと、セットが苦手、カットが得意という人が多い時代。その次の世代というと、カットそのものが上手いと言うよりも、質感の作り方が上手いbut削ぎ過ぎる傾向があります。
その僕らの次の世代は正直パーマの経験が不足しがちなんです。
デジタルパーマやエアウェーブなどが出てきて、パーマの需要はかなり復活したのですが、従来のパーマの経験が少ないと、エアウェーブなどはなかなかうまくいかないかもしれません。
そのような世代の美容師がやりがちなこと。
お客様に大きめなカールスタイルを要求される→スタイルどおりの大きなロッドで巻く→カラーしている髪に合わせて弱い薬液使う→カールが出ないorz
例えばの話。最近ロングヘアをコテで巻く女性の場合。30mm以上のコテ使う方も多いようですが、パーマではそんな太いロッド使うと確実にかかりません。
大きくしっかりかかるデジタルパーマでも24mm~28mmのロッドを使います。それが、従来のパーマとなると、そのようなロッドを選択した時点で、パーマはあまりかかりません。髪が太くて硬い人の場合はかかることもありますが・・・
そして、美容師はこう思いながらお客様に言うのです。
(お客様が言うような大きなカール出す為に大きなロッドで頑張ってかけました)やはりかかりにくかったですねー(お客様の髪のせいですねー)あとはスタイリングでカールを頑張って出してください。いやー、やっぱりかかりにくいですよねー(苦笑)
かかり難い髪ならば、かかり難い髪に対応した施術が必要です。かかり難いからごめんなさい!では、美容師は要りません(笑)
ロッドの太さや薬剤の強さなどにバリエーションがあるのは、髪質によって使い分ける為なのです。かかりやすさ、かかり難さに対応する為に道具があり、薬剤があり、美容師がいるのです。
今日も長文になってきて、そしてちょっと脱線??
時間切れ、さらに続きます!

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仕事

7月!

7月もあと残すところ4週間あまりとなってしまいました。って、歌丸師匠のような挨拶で7月一発目いきます!
まずはご予約について。
近頃ご予約を随分前から入れてくださるお客様が多くなり、密かに喜んでおります。お客様ご自身で、ご来店お帰りの際に次回のご予約される方が何名もいらっしゃいます。本当にありがとうございます。
一方で、直前の予約が難しいとのご指摘も。とは言え、予約数を特別制限しているとかではなく、オーバーブッキングしない範囲で精一杯やらせていただいております。
どちらかと言うと、オーバーブッキング気味に予約を取る大型サロンも多い中、僕らなりに売り上げよりもお客様とスタッフのストレスにならないよう努力しているつもりでおります。
実は、ひっそりこっそりスタッフも増え、昨年同時期よりも2名増員しております。そのスタッフ達も日々練習を重ね戦力になりつつあり、昨年よりも予約枠は増えています。
7月は美容室の繁忙期です。日によりバラつきがありますが、既にご予約が入ってきています。ご希望の日時で予約されたい場合は早目をお勧めします。
なお、申し上げ難いのですが、どうか当日のキャンセル変更等は極力ないようにお願いします。キャンセルされたお客様の枠を希望して予約できなかったお客様を何名もお断りしている状況をどうぞお察しくださいますようお願いしますm(__)m
話し変わって、朝田先生再放送してますねー。そう、あれ、医龍です。フジTVの再放送って、かならず番宣絡むのですが、医龍またやるのかなー?と、思いきや別件でした。
真ん中分け=小池哲平のドラマと、今晩から始まるドクターヘリを題材にしたドラマの前フリだったようです。
で、そっちのどらまはさて置き、再放送の医龍を連日録画してまたまた見てしまっています。お陰で寝不足になりそうですあせあせ(飛び散る汗)
えー、今日はもう一ネタ。最近新規でご来店されるお客様の多くに共通することがあります。それはエアウェーブかデジタルパーマをかけたいが、選択で迷っているという方です。
元々デジタルパーマのお客様が多いbleuですが、最近はエアウェーブとどっちかで迷っているお客様が多数ご来店されます。
迷われてくるケースの多くは、あえて誤解を恐れず書くとエアウェーブに過度な期待を持たれています。これは、メーカーやメディアでの扱いの問題だと思います。
メーカーでは、Harpers Bazaar日本版などに特集記事を掲載したりPRに躍起です。ただ、情報が錯綜している感が未だにあるのです。
お客様が迷って来店される理由に、過去にかけたデジタルパーマが失敗だった、もしくはデジタルパーマのスタイルに対する画一的なイメージが定着しているということがあります。こういう場合、結構お客様に説明して納得していただくのが大変になりがちですたらーっ(汗)
もちろん、一番迷って難儀しているのはお客様なんですけどね。そこで、このようなデジタルパーマとエアウェーブで迷ってご来店されるお客様に小さなお願いです。
迷っている理由や心配なことがありましたら、遠慮せずどんどん仰ってください。何を言っても、専門用語知らなくても全く恥ずかしくありませんので。
あ、時間が足りなくなってきたので、この話は次回に引っ張ります!